保守点検の必要性

保守点検の必要性

発電所の「設備」「点検」「メンテナンス」について
~3つのポイント~

太陽光発電設備別メンテナンス表
区分 システム 受電方式 法定点検 電気主任技術者
低圧 50kw未満 キュービクル不要
トランスへつなぐ
自主点検 不要
高圧 50~2,000kw未満 キュービクル必要 2回/年以上
(外部委託可)
必要
(兼任可・外部受託可能)
特別高圧 2,000kw以上 キュービクル必要 4回/年以上
常駐者による
必要
常駐者

太陽光発電所の設備には3種類あり『低圧』『高圧』『特別高圧』があります。50kw未満の太陽光発電設備は『低圧』に分類され、『キュービクル設備不要』『法定点検不要』『電気技術責任者の設置不要』と最もリスクが低い状態ですが最低限のメンテナンスは必要です。

~発電所をメンテナンスする目的~

①売電ロスのリスクを低減し安定した売電収入を確保
  • システムの故障や不備による発電量低下を事前に回避するための設備点検
  • 発電量低下につながる雑草の除去やパネルの洗浄
②中古市場での査定価値を向上
  • 将来的に売買する場合、より高く売るために商品価値を向上

~設置者様(事業運営者様)の留意事項~

太陽光発電協会(JPEA)によって、保守点検のガイドラインが示されています。50kw未満の発電所に関する概要は、以下です。詳細な資料はコチラです。

基本概要
  • 保守点検は概ね目視による巡視点検(巡回点検)と測定器や機器操作も伴う年次点検に分けられる
  • 設置者には、保安責任があり設備が安定的な発電を行うと共に事故防止に努めなくてはならない。保守点検は、トラブルを未然に防ぐ予防保全の意味合いもある。
  • 保守点検作業は、安全を第一とし服装・事故防止を心掛けなくてはならない
  • 点検作業は、事前準備・実施・記録作成から構成される

~巡回点検・定期点検の必要性~

発電所・設備のチェック

遠隔監視だけでは発見する事の出来ない、軽微な不良を発見する為と将来的な予防も含めて発電所での設備点検は必要となります。定期的に発電所内にて電圧・電流・抵抗等を測定しストリングスの点検・モジュール点検を行い、不良個所が無いか確認を行います。また設置場所の環境による地盤面の崩壊や沈下の確認から架台のぐらつきなど、電気設備以外についても点検を行います。遠隔監視によるデータ分析と現場でのメンテナンス業務をセットにする事で、発電所を最適な状態で稼働させる事が可能となります。

~パネル洗浄は必要か?~

自然洗浄では不十分です

太陽光パネルに汚れや鳥の糞が付着するとその部分の発電量は3~5%ほど低下すると言われていますが、ほとんどの汚れや鳥の糞は、雨が降る事で自然に洗い流されてしまいますので、断続して発電量が低下する事はほとんどありません。しかし、設置場所やパネルの角度によっては汚れがひどい場合もありますので、定期的なメンテナンス時に確認を行い必要に応じて対応する必要があります。

~雑草処理の必要性~

影の影響で売電ロス

セイタカアワダチソウ、ススキ、ヒメムカシヨモギなどの背が高く伸びる雑草が生えてきた場合、一般的に架台前面高さが50㎝程度の場合ですと、直ぐにパネル面まで達してしまいます。また、つる性の雑草がソーラーパネル配線に絡みついている時には、除草時にケーブルを破損する可能性がありますので注意が必要です。この様なトラブルや発電ロスを避けるために定期的な除草が必要です。

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